伊方原発周辺の訪問対話スタート 四電 安全対策など説明
四国電力は12日、伊方原発(愛媛県伊方町)周辺の住民に原発の現状や安全対策を説明する訪問対話活動を始めた。伊方町と八幡浜市の全域と大洲、西予両市の原発から半径20キロ圏内にある約2万8000戸が対象で、11月4日までに完了する予定としている。
訪問対話活動は1988年から実施し、今年は1号機廃炉後の5~6月に続いて2回目。今回は8月の伊方3号機再稼働の報告や今後の安全・安定運転に向けた取り組みなどを説明するために、伊方原発や本店、支店から社員延べ1344人が訪問する。
伊方町二見で民宿を経営する男性(60)方には社員2人が訪れ、地震や津波に備えた3号機の安全対策を説明。男性は「伊方原発とは40年以上向き合っており、信頼しているが安全対策には今後も力を入れてほしい」と話していた。